整形外科の呼び名
- 投稿者:遠藤 徹
- [ 日々の出来事 ]
- 2014年2月19日
最近、「整形外科」の呼び名に関して議論されることがあります。
というのも、「整形外科」が何を診療している科なのかが分かりにくい、
形成外科、美容整形、整骨院と混同されやすい、
などの問題があるからです。
もともと、整形外科は1741年フランスの
内(小児)科医 Nicolas Andryが著した「L’orthopedie」から
医学の一つのジャンルとして定義され、
日本では、整形外科講座が東大で初めてできる際に
骨格や関節が正常の形状を保つ、矯正する学問として
Orthopaedieが「整形外科」と訳されたそうです。
私自身、小さい頃は整形外科と美容整形の区別がついていませんでした。
一般の方には、分かりにくいため、
「運動器科」という名称に変える方がいいのではと議論されています。
「運動器って何?」ってなりそうですが、運動器は運動するための器官、
筋肉や骨、関節、それを動かす神経を総合した用語です。
私はどちらがいいのか分かりませんが、
一般の方にどんなことをしているのか知って頂くことは大切ですね。