肘内障にエコー
- 投稿者:遠藤 徹
- [ 日々の出来事 ]
- 2015年12月9日
小さな子供の腕を引っ張って、腕がだらーんと動かなくなってしまうことがあり、
それは肘内障と呼ばれるものです。
肘の親指側の骨(橈骨)は肘の部分で靭帯(輪状靭帯)で固定されていますが、
その靭帯から骨が抜けてしまうようになって発生します。
簡単に整復することができます。
手を引っ張るのを誰かが見ていて、その後、手をだらーんとしていたら、診断は容易ですが、
誰も見てない状態で、転倒して肘を痛がっている場合もあり、
時には全然違うところを痛がったりもします。
その場合は骨折との鑑別が必要になります。
レントゲンでは肘内障の場合異常がないのですが、
エコーでは肘内障の診断ができます。
骨折か肘内障かはっきりしない場合にはエコーをすればいいわけです。