腎臓の障害と薬

薬を服用するときに注意したい事の一つに

腎臓の障害があるか、ないか、結構気を使います。

腎臓から排泄される薬は腎臓の障害があると、

体の中に多くとどまり、作用が強くなったり、

さらに腎臓を傷害してしまいます。

薬自身の副作用で腎臓に障害をきたす可能性もあります。

年齢とともに、腎臓の機能は低下するので

特に高齢の方は注意が必要です。

整形外科でよく出す薬にも腎臓の障害をきたしやすい薬が複数あります。

非ステロイド性消炎鎮痛薬(いわゆる痛み止め)、骨粗鬆症治療薬、

リウマチ治療薬など、頻繁に整形外科で処方しているものが多数あります。

腎臓の機能は血液検査の、クレアチニン値と推算糸球体濾過量(eGFR)

から判断できます。

血液検査の結果を見て、自分の腎臓の機能がどれくらいか確認してみて下さい。

整形外科の治療だからといって、普段の内科の治療が関係がないということはありません。