犬・猫に咬まれた

「犬にかまれた」「猫にかまれた」ということで

整形外科を受診される方はしばしばおられます。

小さな犬や猫なら傷は非常に小さくて、

すぐに閉鎖しますので

「大したことないわ~」なんて放置していると、

翌日、真っ赤に腫れてきて、膿が出てくるし

むちゃくちゃ痛い(T_T)

なんてことも・・・

動物の口の中には細菌がいっぱいいますし、

咬み傷は案外皮膚の深くまで入り込んでいます。

感染を起こす頻度は普通の切り傷に比べると非常に高いです。

実は最も感染の危険性が高いのは 人による 咬み傷だったりします。

 

傷をけがの直後に、縫い合わせるなどして閉じることを一時閉鎖といいますが、

咬み傷は一般的に一時閉鎖をしません。

傷を開けたままにして、汚いものを外に出すようにします。

 

咬み傷は小さき傷でも放置せず、整形外科などの医療機関で

しっかりと治療を受けられるほうがいいと思います。