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整形外科の呼び名

最近、「整形外科」の呼び名に関して議論されることがあります。

というのも、「整形外科」が何を診療している科なのかが分かりにくい、

形成外科、美容整形、整骨院と混同されやすい、

などの問題があるからです。

もともと、整形外科は1741年フランスの

内(小児)科医 Nicolas Andryが著した「L’orthopedie」から

医学の一つのジャンルとして定義され、

日本では、整形外科講座が東大で初めてできる際に

骨格や関節が正常の形状を保つ、矯正する学問として

Orthopaedieが「整形外科」と訳されたそうです。

 

私自身、小さい頃は整形外科と美容整形の区別がついていませんでした。

一般の方には、分かりにくいため、

「運動器科」という名称に変える方がいいのではと議論されています。

「運動器って何?」ってなりそうですが、運動器は運動するための器官、

筋肉や骨、関節、それを動かす神経を総合した用語です。

私はどちらがいいのか分かりませんが、

一般の方にどんなことをしているのか知って頂くことは大切ですね。

ここは何地方ですか!?

なんですか、この大雪は!

朝早く来て、雪かきをしたにもかかわらず、すぐに雪が積もってます。

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大津南部でこんな、大雪が続くのは、記憶にありません。

おもわず雪かきしながら、

近畿地方のはずなのに

「ここは何地方ですか!?」とつぶやいてしまいました。

セミナー 大阪にて

今日はセミナーのため、診療が終わり次第、大阪へ。

滋賀を出るときは、しんしんと雪が降って、道路に積もる状態でしたが、

大阪に着けば、もう雪はありません。

滋賀では、スノーブーツ等、雪国の完全装備が必要なくらいで、

革靴を履いて来たことを後悔してましたが、

そんな格好してたら、大阪だと完全に浮くところでした。

帰ってくると、近所の歩道には雪がまだ残っています。

気候の違いとはいえ、

滋賀ってやっぱり田舎なんだなって思ってしまいました。

骨粗鬆症治療薬

骨粗鬆症は骨がスカスカになって骨折を来しやすくなる疾患

であることは広く知られるようになりました。

 

・・・骨粗鬆症について

http://www.endo-clinic.or.jp/medical_information/orthopedic_surgery#osteoporosis

 

その治療薬ですが、本当にたくさんあります。

患者さんはどんな薬で治療を受けているのか、

なかなか分からないのではないでしょうか。

ざっと一覧を書きますが、

ビスホスホネート製剤(毎日服薬、週1回服薬、月1回服薬、月1回の注射)

活性型ビタミンD3製剤 (毎日服薬)

選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)(毎日服薬)

副甲状腺ホルモン(毎日自己注射、週1回の注射)

ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体製剤(半年に1回注射)

カルシトニン製剤(注射)

ビタミンK2製剤(毎日服薬)

カルシウム製剤(毎日服薬)

イブリフラボン(毎日服薬)

などです。・・・( )内は投与方法、複数のものは複数種類あります。

ビスホスホネート製剤、活性型ビタミンD3製剤、SERMには各々数種類ありますから、

本当に数が多いです。

骨が少ないので、カルシウムを取ればいいとだけ思いがちですが、

この中でカルシウム製剤はあまり効果が高い薬とは言えません。

これらの中で、個々の病状にあったものを選択しています。

寒さに慣れたい。

寒い日が続いていますね。

今年は例年より寒いんでしょうけど、

昨年まで和歌山にいた私には、

滋賀がとても寒く感じてしまいます。

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同じ近畿地方でも、やはり寒さがちがいます。

調べてみると

和歌山の平均気温 1月:6.0度 2月:6.4度

滋賀の平均気温 1月:3.9度 2月:4.2度

でした。約2度、滋賀の方が低いと言うことです。

もっと寒い地方の方には怒られそうですが、

寒さに弱音をはいてしまいます。

滋賀育ちなのに完全に、和歌山の気候になれてしまったようです。

明日も寒いみたいです。

朝起きるのがつらそう・・・

アルプス一万尺・・・

以前にも童謡の歌詞を覚えていないという話をしましたが、

「アルプス一万尺」の歌詞を見てみると

「♪アルプスいちまんじゃく こやりのうえで

アルペンおどりを さあ おどりましょう♪」

 

ん?「こやり」って何? ってなってしまいました。

「子ヤギ」だと思ってました(^_^;)

 

調べてみると、槍ヶ岳の頂上が「大槍」で、

別の低いでっぱりが「小槍」ということらしいです。

なので、「アルプス一万尺」は日本アルプスの槍ヶ岳のことになります。

 

常識なのかもしれませんが、知らなかった私はいまさら納得。

これで、自信を持って子供に歌ってあげられます。

 

しかし、「アルペンおどり」たるものは、いかなるものか知りませんが、

「小槍」にせよ、「子ヤギ」にせよ、難易度が超高いのは間違いなさそうです。

勇敢なアルピニストたちは踊るんでしょうか・・・

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絵心がないのは許してください。槍ヶ岳と子ヤギのつもりです。

神経障害性疼痛

最近、〇田〇矢さんが「神経障害性疼痛」なんていっている

CMが放映されています。

神経障害性疼痛って聞き慣れない言葉でなんどろうと思われるかもしれませんが、

病気の名前ではなく、痛みの種類の一つです。

痛みは大きく、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛に分けられます。

侵害受容性疼痛は、体に何らかの強い刺激が加えられると、

体の中の刺激(力、化学物質、熱など) に反応する部分が感知して

電気信号を脊髄、脳に伝達することによって感じる痛みです。

打撲による痛みとか普段経験する痛みの多くがこれにあたります。

心因性疼痛は、ようするに精神的なもの、心が痛みを感じてしまう痛みです。

そして、神経障害性疼痛ですが、末梢神経や脊髄など神経組織そのものが

障害された時に起きる痛みのことです。

しびれをともなったり、電気が走る ような痛みであったり、ヒリヒリしたりなど、

何とも言えない苦痛な痛みが出現します。

腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛や、

顔面の痛みを来す三叉神経痛、

帯状疱疹による神経痛、脊髄損傷後に起こる神経痛などが代表的なものです。

実際の痛みはこの3種類の痛みが混じり合っていることもしばしばあります。

CMでは「新しい治療法があります。」なんて言っていますが、

あれは薬物治療のことを指していて、実際は数年前から使っている薬です。

このような痛みでお困りの方は、近くの整形外科でご相談なさるといいと思います。

本日の勉強会 日頃の疑問②

今週の勉強会は前回の続きでした。

日頃、疑問に思っていることを

理学療法士があげてくれました。

この疑問を、解決すべく、

今後の調査、研究の課題として形にしたいのですが、

この形にする作業が大変です。

かっこよく言うと、クリニカルクエスチョン(臨床現場での普段の疑問)を

リサーチクエスチョン(研究可能な形)に形作る作業です。

まだ、おぼろげな形でしかないので、

来週の勉強会からはその形にする作業に入ります。

ホーミー?

子供っていろんな声出しますよね。

うちの子も、何とも言えない奇声を上げます^_^;

別に機嫌も悪くないのですが、雄叫びのような声をあげ、

びっくりさせられることもしばしば。

 

なかには、モンゴル人がのどを鳴らして歌う「ホーミー」のような声も

・・・wikipedia ホーミー

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%BC

普通の大人では絶対出せませんね。

 

いろんな音を出して、言葉を話す練習をしているんでしょうね。

QRコード

優秀なスタッフが、遠藤クリニックホームページの

QRコードを作ってくれました。

私自身作ったことがありませんでしたが、

簡単に作れるみたいですね。

携帯、スマホでは、非常に便利ですよね。

早速、院内のあちこちに貼ってくれました。

遠藤クリニックQRコード